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嫌いな食べ物「キュウリ」


2002年03月25日(月) 人々に贈る様々な注意事項

 貴方に言いたいことがある。

 そして貴方方に、他の誰しもに言いたいことがある。

 私は私であって、他の誰でもない。当たり前の事のように思えるが、誰も判っては居ない。私は変わり続け、そして永遠に変わることは無い。それは影響であったり、私そのものであったりするのだが。
 私の道はなるべく私で決めるつもりです。貴方に口出しされる謂れも、貴方方に口出しされる謂れも全くありません。同情なら今直ぐ此処から出て行け。憐憫なら今直ぐ此処から出て行け。嘲笑なら今直ぐ此処から出て行け。
 然し私は誰しもを、私の道を勝手に決めようとした誰しもを、或いは、自惚れた貴方を、貴方方を、此処から追い出すのに唯優美に手を振り、片一方の手で絹のハンカチーフをひらひらと振り、風に靡かせ、黒髪を梳き、緑の瞳を潤ませ、この私の厚く柔らかな赤黒い唇にさようならなんて言葉を乗せることは致しません。私の唇には鋭い針がある。私のこの頭脳には人を何ヶ月ものたうち回す毒がある。貴方には、貴方方にはその毒を塗った針を綺麗に打ち付けて、あるかも知らない地獄という世界を自ら作って差し上げましょう。

 自惚れるのはお止めなさい。

 私は貴方や、貴方方より劣っているつもりはさらさらありません。優位とは言いませんが、同等ではあると思っております。何らかの形で、私の道を塞ぐのなら、鑑賞するのなら、負の瞳でその道を話の対象にするのなら、或いは日常の肥やしにするのなら、私はこれまで生きてきた最大の知識と知恵と、受け継いだ様々に映える能力によって私なりに貴方に素敵なプレゼントを致します。

 私は一人です。貴方のものでも貴方方のものでもありません。死体の処置の仕方は私が決めましょう。私の行動や、私の言動は、私のものであって誰のものでもありません。そしてどんな時でもこのどす黒い精神は私の心の奥深くに音を立てて流れているのです。

 私は一般人です。喋りもすれば、食べもします。笑いもすれば、単純な思考もあります。そして何もかもが世界に切り離された唯の生き物ではないのです。

 私が求めている人間たち、というのは私のこの黒い精神を愛する人ではありません。私のこの狭い価値観と、弱い精神を愛する人でもありません。また、単純に笑って言葉を掛け、貴方や貴方方の肩に手を置いてドアーを開けてくれる優しいフェミニストを愛す人でもありません。

 私が愛した人は、私というものを愛してくれる人だと信じています。

 それが揺らいでいるのなら別れましょう。

 単純に、恋人の話をしているのではありません。貴方もそうです、貴方方もそうです。全ては私の愛の対象であって、ありえない。そうなるのは貴方と貴方方次第であり、私の心次第と、私の言動次第です。

 長いと思うのなら此処から出て行け。


 言えるのは其れだけです。



 私の精神は死なない。


さくま