嫌いな食べ物「キュウリ」
昨日の夜、寝ながら何故か自分の味覚について考えていたのでそれを記述。
私は自分の中にある「○○とはこういうもの」という規定を覆す食べ物が嫌いだ。それから「良く判らない味」というものも嫌いだ。嫌い、と言うよりは寧ろ混乱する。
例えば酢豚。酢豚は、誰でも知っているように酸っぱくて甘くてしょっぱい食べ物だ。酸っぱいものは平気なのだけれども、「甘い」と「しょっぱい」が一緒になると混乱する。パイナップルが入っていると尚更。甘い感覚を感じれば良いのか、しょっぱい感覚を感じれば良いのか、舌の使い方や神経の使い方が判らなくなる。混乱して下手をすると食べ方すら忘れてしまうので食べたくない。そういった理由で他にも生ハムメロン、みたらし団子、スイカに塩、等は嫌いである。
それからある時、実家の近くの家からおはぎを貰ったことがあり、私はそのおはぎを食べられなかったことがある。(というか吐いた)私の中では「おはぎとは、もち米を六割がた潰してその周りと中身に粒餡を付けたり入れたりした物」だ。ところがおはぎをくれた家では、おはぎはもち米をそのままお団子にして(つまり潰さないで)外側に粒餡を付ける、という家だったらしい。勿論見た目的にはもち米が潰してあるかどうかなんて判るわけが無いので、嬉々としてそれを口の中に入れた私は急激に青ざめてトイレで吐いた。私の中ではおはぎは断じて六割潰して無くてはならないのだ。
この二例の合体型として、塩味のする歯磨き粉がある。塩味のする歯磨き粉は辛くてスースーして、しょっぱいのだが、この味覚の三種類に混乱する。それから私の中では歯磨き粉はしょっぱくてはいけないものだし、逆に言うとしょっぱいものは食べ物なので、喉はその不味い歯磨き粉を飲み下そうとする。これは本当に遠慮したい。
ところで例外に、どじょう鍋がある。開きであれば構わない。開いてないどじょうが駄目だ。どじょうの顔を良く見ると、あれは本当に鼠の顔に良く似ていて、鼠が眠そうに目を閉じた顔になっている。どじょうなのに…!と思う人も多いだろうけれども、そう思う人は是非見て欲しい。魚があんなに可愛い顔をするのかと吃驚するくらいにどじょうは鼠に良く似てる。基本的に動物は好きなので鼠の顔をしているどじょうは食べることが出来ない。顔が付いているのがいけない。
嫌いな食べ物は未だあるけれども特に傾向の見られるものについてでした。
さくま