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嫌いな食べ物「キュウリ」


2002年11月21日(木) 誕生日

 誕生日を今日で迎えました。ついに世紀の五分の一を突破。好い加減少女って年じゃぁ無いですね。
 二十歳になりまして、何となく20代の最初くらい将来の希望とかやりたいなと思ったんですが、唯普通に「お金が欲しい」とか書いても何なので、こうなりたいなというものを一つ。以下。


 地球から落ちたんだそうだ。私と貴方は間違いを起こしたと言うのなら、地球から落ちたんだそうだ。息も出来ず。相手の呼吸を求めるように。唇と唇から洩れる、相手の呼吸を求めるように。地球から落ちたんだそうだ。けれど何も怖いことは無い。私たちは唯落ちれば良いに違いない。もう何も聞こえない。だから耳を塞ぐ必要は無い。もう何も見えない。だから目を閉じる必要は無い。地球から落ちたんだそうだ。嗚呼地球では奴等が笑っている。私たちの罪を笑っている。子供らしい下らないものだと。或いは無意味なものだと。嗚呼地球では奴等が笑っている。落ちれば良いのだと。罪犯すものを制裁したのだと。けれどももう怖がることは無い。地球から落ちてしまったから。奴等の稚拙な考えでは、到底到達出来ないだろう幸せがあるから。もう誰にも見られない。誰にも言われない。誰にも触れられない。誰にも。唯お互いにお互いがあるだけ。生きるための呼吸は貴方。生きるための呼吸は私。地球から落ちたんだそうだ。其れが全く何をも生まないものだとしても。あるのは二つ。そうだったらしい。


さくま