2006年05月02日(火) |
デブス。/お金を丸めてぽい。 |
僕は自分のことをそんなにかっこいいと思っていない。 ましてや、 「あたしは綺麗とか美人なタイプ」であるはずがない。 だから、 「カッコイイ」と言われても、 どこかで 「ああ、僕のことじゃなくて服のことなんだろうな」って冷めてる。
可愛くない。
デブ。
ブス。
人前に出したくない。
そうやって親に言われ続けて 自分でかっこよさと美しさを求めた結果がコレ。 笑っちゃうね。
「姫はかっこいいよ!」 「姫姉さんは綺麗系ですよ!」 って言われるけど、 真に受けたら堕落してしまうから、
「僕は可愛くもかっこよくもないんだ、全然。」 デブでブスな姫さん。
小さい頃はそりゃぁ可愛かった。 小学校低学年とか。 でも、高学年くらいになると、もう写真も見たく無い。 デブでブスで静かでいじめられて、 胃を痛めて血を吐いて、生活していたのを、 母は嘲笑った。
「そういう病気には、もっと細くてはかない可愛い子がなるの。 あんたなんかがなるわけないでしょ。」
話にならなかったから、
僕は壊れた。
また明日、朝が来て、 かっこよくない可愛くないデブでブスな大嫌いな僕が存在していて、 そう思うと、 「ああ、もし子供が出来たらかわいそうだな」なんて思うんだ。 だって、この僕の子供なんだから。
この世に存在したくないと、いつも思う。
可愛い服、カッコイイ服はたくさんあるのに、 どれも「服」がいいだけで、 「僕」はそんなにいい素材じゃないから。
それでも目立ちたいのは、 嘲笑を買いたいからじゃなくて、 僕を覚えていて欲しいから。
周りを見回すとみんな細い足で綺麗な恰好で、 だけど僕は全くそんなんじゃなくて、 化粧もすごく簡素なもので。
もう、出歩くのが恥ずかしいよ。
人前に行くの、もうヤダよ。
いつもそう思いながら、うつむいて歩いてた。 けど最近、前を見て歩くようになったのは、
「僕を覚えていて」そういうシグナル。
決して自身があるわけじゃなくて、むしろ自身なんて無いけれど、
デブでブスな僕をおだててくれる人もいて。 「かわいいね。かっこいいね。」 「うん、ありがとう」
簡単な会話で、終わらせてしまいたい。
こんな子のどこが可愛い? どこがかっこいい? どこが綺麗?
疑問ばかりが残って。
もう、いやだ。
先日ヤンキーに「デブ」と罵られた時も、 知らない高校生にすれ違いざまに「ブース」と罵られた時も、
ああ、やっぱりそうなんだ。
そう思うしかなかった。
オフ会が終わったら、4日間引き篭もろう。 用事も無いから。 引き篭もって、認めよう。
僕はデブでブスなんだって。 いっそ顔を焼きつぶしてしまいたい衝動に駆られる最近。 でも、目が見えなくなったり呼吸ができなくなったら困るから、 塩酸でもかぶろうか。
そしたら、「ブス」な僕は「怪我をして原型を留めていない顔になった僕」になって、 ちょっとは有利だな、とか。
思っちゃったりするんだ。
今日のBGM>プラスティックトゥリー ナミダドロップ
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