こしおれ文々(吉田ぶんしょう)
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2005年01月12日(水) |
【情操】6巻 ジジとババとジジとババ |
『【人に優しく】を目標にしなさい』 と言われた2004年から、1年が過ぎました。
謹賀新年。
いくつ?と聞かれたら 『今年で28です』と答えなければなりません。
30へのカウントダウン、着実に始まっています。
そんな吉田の自慢話を一つ。
なんと私の祖父母、 父方、母方併せて4人、現在も生存してます。
少々電池切れっぽい動きの婆もいますが、 誰一人寝たきりになることなく、 またボケることもなく、しっかりグルーヴ刻んでます。
普通にすごくない? やばくない? うん。やばくはないな。うん。
実際、私の自慢話であっても、 私自身がすごいわけじゃないことには気づかないでください。
さて、そんなうちのジジババ四天王。 まだ当分死ぬことはないとTAKAをくくっていたのですが、 元旦ソーソー、うち一人が倒れたそうで。
上記の電池切れっぽい婆が、なんと【クモマッカ】。
【ダブル】って姉妹デュオの姉が 死ぬ原因となった【クモマッカ】です。
1月4日に手術と聞き、 仕事始めから年次休暇で病院行ってきました。
4時間にも及んだ手術はめでたく大成功。
最悪な状況はまぬがれ、命に別状なし。 本人の意識もハッキリしているとのこと。
やるじゃん♪さすが四天王!!
大正15年に生を受け、 3人の子どもを立派に育て上げ、 あれよあれよとひ孫の誕生まで見届けた体は、 確実に衰退の一途を辿っているとはいえ、 【クモマッカ】という病魔に屈することなく、 見事に4時間の手術を乗り越えやがったわけです。
【奇跡】という言葉は、 常識では考えられない、 とても神秘的な出来事という意味です。
さらに私のイメージは、 その出来事が起きる過程、時間が短ければ短いほど、 ほんの一瞬の出来事であればあるほど 奇跡の具合が大きくなるものと勝手に解釈していました。
しかし、うちの婆が 大正15年から刻んできたグルーヴと今回の4時間バトル、 これだって十分に【奇跡】と呼ぶに相応しい出来事ではないでしょうか。
若い人でも死に至る病気に、80過ぎた婆がうち勝つという 名誉ある【跡】を残したのだから。
手術後、集中治療室で眠る婆に 【あけましておめでとう】より先に 言わずにはいられなかった言葉はもちろん、 親指たてて【グッジョブ】です。
そんな婆を含め、 いまだ死ぬ影見せぬ四天王に敬意を表す正月でした。
そして、どっちの遺伝子だろうが長生き確定の吉田が 今年一発目にかかげる言葉!!
【じーちゃん!ばーちゃん!俺、今年も禁煙するのやめるからー!!】
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