こしおれ文々(吉田ぶんしょう)

◇洞ケ峠を決め込む(一覧へ)
◇とこしえ(前回へ)
◇倒れるなら前のめり(次回へ)

2005年01月12日(水) 【情操】6巻 ジジとババとジジとババ

『【人に優しく】を目標にしなさい』
と言われた2004年から、1年が過ぎました。

謹賀新年。

いくつ?と聞かれたら
『今年で28です』と答えなければなりません。


30へのカウントダウン、着実に始まっています。


そんな吉田の自慢話を一つ。

なんと私の祖父母、
父方、母方併せて4人、現在も生存してます。

少々電池切れっぽい動きの婆もいますが、
誰一人寝たきりになることなく、
またボケることもなく、しっかりグルーヴ刻んでます。


普通にすごくない?
やばくない? うん。やばくはないな。うん。


実際、私の自慢話であっても、
私自身がすごいわけじゃないことには気づかないでください。


さて、そんなうちのジジババ四天王。
まだ当分死ぬことはないとTAKAをくくっていたのですが、
元旦ソーソー、うち一人が倒れたそうで。

上記の電池切れっぽい婆が、なんと【クモマッカ】。

【ダブル】って姉妹デュオの姉が
死ぬ原因となった【クモマッカ】です。

1月4日に手術と聞き、
仕事始めから年次休暇で病院行ってきました。


4時間にも及んだ手術はめでたく大成功。

最悪な状況はまぬがれ、命に別状なし。
本人の意識もハッキリしているとのこと。

やるじゃん♪さすが四天王!!


大正15年に生を受け、
3人の子どもを立派に育て上げ、
あれよあれよとひ孫の誕生まで見届けた体は、
確実に衰退の一途を辿っているとはいえ、
【クモマッカ】という病魔に屈することなく、
見事に4時間の手術を乗り越えやがったわけです。


【奇跡】という言葉は、
常識では考えられない、
とても神秘的な出来事という意味です。

さらに私のイメージは、
その出来事が起きる過程、時間が短ければ短いほど、
ほんの一瞬の出来事であればあるほど
奇跡の具合が大きくなるものと勝手に解釈していました。

しかし、うちの婆が
大正15年から刻んできたグルーヴと今回の4時間バトル、
これだって十分に【奇跡】と呼ぶに相応しい出来事ではないでしょうか。

若い人でも死に至る病気に、80過ぎた婆がうち勝つという
名誉ある【跡】を残したのだから。

手術後、集中治療室で眠る婆に
【あけましておめでとう】より先に
言わずにはいられなかった言葉はもちろん、
親指たてて【グッジョブ】です。


そんな婆を含め、
いまだ死ぬ影見せぬ四天王に敬意を表す正月でした。

そして、どっちの遺伝子だろうが長生き確定の吉田が
今年一発目にかかげる言葉!!

【じーちゃん!ばーちゃん!俺、今年も禁煙するのやめるからー!!】


管理人:吉田むらさき

ご意見はこちら

ホームページはもうない


My追加
号で照会のあった件については【ロック】と認定いたします