人生は選択の連続である。日常のちょっとした選択から、人生の分岐点まで、その規模はさまざまなのだけれど、私たちは、選ばないわけにはいかない。選んでないつもりで、実は選んでいる「結論を先延ばしにする」という選択、「何も選ばない」という選択。今の私というものは、積極的な選択の結果なのか。あるいは消極的な消去法の結果なのか。「積極的な選択」「消極的な消去法」期せずして韻を踏んでしまった。