私の地顔は、 不機嫌である。 普通の状態が、不機嫌そうである。 例えば地顔が「ちょっととぼけた顔」の人に比べれば、 人間関係を築く上で、ハンデを負っているというのは言いすぎだろうか。 私だって、初対面の人に話しかけなきゃいけないときには、 不機嫌そうな人には話しかけたくない。 だから私は、人がいる場所では、 少しでも口の端を上げるように意識している。 しかしこれは、実を結んでいるのかどうか分からない。 とにかく、地顔が「ちょっととぼけた顔」の人や、 「笑った感じの顔」の人にとっては不要な、 あるいは私の倍は効果のある試みであることは確かだ。
私には「人とうまく関われない」というコンプレックスがある。
本当はもっと人と楽しく会話をしたい。 でもできないし、(たぶん)向いてないから、 無口でいる。無関心なふりをする。
周りからすれば、たいしたことではない。 「積極的に人と話そうとしない人」なだけで、 仕事上や通常の社会生活上問題がなければ、 周りにとってはそれでよい。
しかし本人にとっては、 「うまく人と関われない」というコンプレックスは、 いろいろなことに、一歩踏み出せない要因になっている。 例えば英語を習いに行くとして、そこに人付き合いはきっとあり、 うまく入れない自分を想像すると、 気持ちが萎えるのだ。
「うまく人と関われない」というのは、 言いすぎなのかもしれない。 友達は多くはないけれど、 その分親密に付き合うことが多い。 私の性格上奇跡に近いけれど、恋人もいる。 家族との関係も良好だ。 ただ、私の人付き合いの特徴として、 素の自分でいる「内」の人と、 まったく他人の「外」の人の差が激しくて、 中間の人があまりいない。 中間の付き合い方の技術を、あまり持っていないと言ってもよい。
たぶん解決策は、習うより慣れろ、だと直感的に思うけれども。 臆病者なうえ精神的な健康も低空飛行な人間としては、 結局このままでいる可能性が高いと、 これも直感的に思う。
掲示板へ行く
|