入学だ何だと騒いでおるあたくしですが。 きちんと卒業したのよ。ね。 書くのてっきり忘れてたけど(笑)。
今ウチの地方では「3年B組金八先生」(TBS系列)の再放送をやってまして、 それを今日たまたま見たら最終回でねぇー。卒業式だったんですね。 そいで 「そういえば日記に一言も書いてなかった気がする……」 とか思い出したんでした。 「金八」見ながらついもらい泣きしてしまったしね。一青窈だね。(は?) 全然話は違うが、一青窈の「もらい泣き」は名曲ですよぅ。 あれをセンターの一週間くらい前からずっと聴き続けてた。 あの曲聴きながら化学やるとね、イライラを吸収してくれるから良いのだよ。 新型ヒーリング? 確かにあの歌も涙が出てくる。
わっ、また話が明後日の方向に。 金八先生は典型的な饒舌型教師だから生徒から見ても分かり易いが、 寡黙型の先生はその点で比べてみるとちょっと損だな、と思った。 あたしの最後の担任は寡黙型の先生だったのよ。 本当に素晴らしい先生でね、とっても尊敬してた先生なんだが、 如何せん寡黙型でしっかりしすぎてる為に分かってない生徒が結構多かった。 嫌ってる子の言い分はどうも概して 「嫌味だ」 とか 「恐い」 とか至極下らん感じのことばっかりでねぇ。 そりゃあんたが怒られるような間違ったことしたから言われたんだろ、とか思うんだが まぁ本人にとっては自分が何したかより嫌味言われた方が記憶に残るんだろな。 それは損なことだよね。その子にとって。 怒ってもらえる内が華ですよ。 自分が教える立場に少しばかり立ってみて初めて分かったが。 でも本当にその先生は凄い先生だったのだよ。 「そんなことまでも!」と驚くくらいしっかり生徒のこと見てらっしゃるし。 そっけない感じもするけど、本当に辛いときには助け舟を出して下さるし。 あたしが辛いときに学校に頑張って通い続けられたのは、 友達がいてくれたことと、その先生が見てて下さるという安心感があったお陰なのだよ。 学生時代の財産は自分の色々な体験と、得た友人だけでは勿体無いよ。 尊敬出来る先生に巡り合えること、というか、それだとちょっととっつきにくいから、 先生のいいところをきちんと知ること、も大事なのではないかと。 まぁー、中には極稀に 「なんでこんな奴に授業料払わにゃならんのだ!!」 とキレそうになる教師もいるけどねぇ〜。あれはいかんな。 学歴鼻にかけるだけかよ、もっと授業に真摯に臨めよ、みたいなさぁ。 どんなに分かりにくい授業でも、 「頑張って教えよう!」 という気概のある先生の授業は、不思議とみんな耳を傾けるものだよ。 「あの授業あんまし分からん……」 っつー文句は出ても「嫌い」とか言う子はいないと思うけどな。
あらっ、卒業式からまた話が離れていっている……。 そうだよ、金八先生の卒業式の話から始まったのよ。 金八先生での卒業式でももらい泣きしましたが、自分の卒業式も泣いたね。 地味に号泣しておりました(笑)。 さすがに予行演習じゃ泣かないけれども、式の最初から泣きそうになった(笑)。 厳かな感じがまた泣かせるんだねぇ。 涙もろいあたしにしては珍しくなかなか我慢してたんだけど、 二つ目の賛美歌歌ってたら四節でとうとう一人、ドツボにはまってしまった。 歌詞がこれまた卒業式にぴったりでね。たまらなくなってねぇ。 ボロボロ泣いて歌えなくなってしまったよ。恥ずかしい(笑)。 しかもみんな退場した後で緊張が解けた瞬間、堰が崩れたように泣き始めちゃって あたしもつられて興奮がピークに達しまして、(単純だから) ホールの玄関付近で蹲って大泣きしておりました。うわー恥ずかしい奴。 なんか同じ六年間でも小学校とは全然違うものだな。 みんなで言ってたことですが、高校時代は本当に楽しかった、と。 中学時代は何も考えてなくて、小学校時代に勝るとも劣らないアホっぷりで、 今考えると情けないような悪いこともしたりしてたんですが(あたし個人の話ですぜ) 高校時代はその分、しっかり自分の頭で考えて動いてた気がする。 それでも確かにまだ未熟者だからアホアホなんですが、 自分で考えて自分に責任を持って行動することがこんなに充実するとは知らなかった。 それを知ることが出来たのは、この学校のお陰だと思う。 ヒロシマの記憶に対する思い入れや、平和への強い願いとささやかな行動力も この学校の平和教育を受けなければ芽生えなかったと思う。 最後のHRで担任の先生が簡単に挨拶なさったとき、 「高校時代が楽しかったという思い出だけにこだわらないで欲しい。 これから先、自分が新たに立つ場所を大事にして欲しい」 と仰ったのだが、それはとてもリアルなことだと感じた。 確かに六年間楽しかったけど、そればっかり見てても何にもならんし。 この学校で学んだことを、次の場所で育てたいし、生かしたい、とあたしは思う。 どんなにいい土壌を持ってて、腐葉土もあっても、今耕さなきゃ仕方ないし。 昔しっかり耕してても、ずっと耕し続けないと意味が無い。 ただ、世の中なんでも希望する通りにはならなくて、 自分にとっての正義が通用しないことも多いから いつまであたしがこんな殊勝な気持ちを抱き続けるかは甚だ疑問だが、 ま、最初から諦めてるよりはマシでしょ、ということでね。 常々言ってますが、同じ後悔するなら何もしないより何かして失敗する方がマシね。
担任の先生の言葉で、もひとつ感動したものがありまして。 ついでに書いてしまえ。 「学校には帰ってこなくていいですからね」 と、他の先生とは逆のことを仰ってちょっと面白かった。 普通は「また遊びに来なさい」って仰るからねぇ。 でもそれにはちゃんとオチ(のようなもの)があって、 「でも本当に辛くて仕方なくなったときは帰ってきて下さいね」 って仰ったときは、本当に涙が出そうになった。 如何にもあの先生らしいなぁー、と思って。 あー、涙もろいのぅ。 でもあたしくらい単細胞だと毎日楽しいよ(笑)。
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