「私はいつも逃げる。
新しい環境に行くのを恐れる。 新しい環境になじめないのを恐れる。
失敗して恥をかくのが嫌だと思って、 結局いつも一歩手前で踏みとどまる。 上手くなじめない私を見せたくなくて、だから逃げる。
いつもいつも思う。 逃げてばかりいてはダメだと。 でも、恐くて逃げる方法ばかり考える。
そしてやっぱり悩むのがつらくて、 逃げる道を選ぶ。
それを私は繰り返してきたから、 逃げる方法ばかり上手くなってしまったんだなぁと 今、私のふがいなさばかりが身にしみる。 上手い嘘、上手い理由、上手い説明、結局は全部言い分けだけど どれも私の得意になってしまってる。 言い訳なのに、言い訳に聞こえないような言い方を知っている。
私は私が相当臆病な人間だとわかってる。 わかってる。 わかってるくせに、強くなろうとしつつ、 あまりに逃げる手段ばかり知っているから、結局逃げてしまう。 新しいことをはじめようとして、いつも逃げてしまう。
そして、何も残らない。 若いうちに買ってでもしとけという苦労も、 頑張ったという達成感も、 逃げた私には何も残らない。
・・・また逃げてしまったという情けなさだけが積み重ねられてく」
私は、そう思った。 だから、そろそろ逃げてばかりいちゃいけないと決意したんです。
ちょっとした小さな冒険をはじめてみました。 とある合唱の会に入ってみました。 今日はじめて、緊張しながら、頑張っていってきました。
以外に上手くとけこめました。 以外に上手くやっていけそうな気がしました。 驚くと同時に、情けない自分だったのが少し良く見えました。
いつかは自分を、新しい世界へ思いきって投げ出してみなきゃいけないんだ。 将来が不安だからこそ、今色々経験して、強くなって、 そして、自分に自信をつけたいんだ。
逃げてばかりいちゃ、だめなんだ。 逃げてばかりいるから、そのせいで苦しくなってしまうんだ。 断ち切らなきゃ、逃げること。
私は、精一杯生きる
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