---□□草原で独り言□□---

2003年05月23日(金) 加古隆ピアノコンサート

加古隆さんのピアノコンサートに行ってきました。

加古隆さんの音楽は私にとって憧れです。
NHKスペシャルの「映像の世紀」という番組知っていますか?
そのメインテーマ「パリは燃えているか」をかいた人です。

「映像の世紀」というのは、世界各地の過去の映像を集めて
20世紀の歩みを振り返るという番組でした。
戦争、開発、人間の様子、
当時、社会の先生がその番組をビデオでみせてくれました。
思わず、見いりました。
ドラマティックに作られているわけじゃなかった気がします。
だから、スーっと抵抗なく目にも耳にも受けれいれられて
「ああ、そうかそんな時代だったんだ」って
知って感じることはたくさんありました。

「パリは燃えているか」はテーマ曲なので、何度も耳にしました。
不思議です。
この曲を聞いたら、何もかもわからなくなりました。
「映像の世紀」でいちばん印象が強いのはこの音楽でした。
サントラを買いました。
この曲が聴きたいがために。

怒りか、嘆きか、悲しみか、
切なさか、絶望か、訴えか、

もう、聴いていると、心がわからなくなりました。
ただ、私はこれを聴いていると、
映像の世紀でみた20世紀を、
広くて大きいスケールと共に、時間の流れのように感じました。
それに、なんだか泣けてくるんです。
「ごめんなさい」?
「悲しい」?
「恐い}?
何を思って泣けるのかわかりません。
でも泣けてきます。
どうして?


いいピアノでした。
加古隆さんは、音楽家としても尊敬するし、
あんなすごい曲を作った人の人柄は絶大です。人間としても尊敬します。
前から二列目だったので、本当に近くでピアノと加古さんを見て、聴けて、
心から感激と同時に幸せでした。
感激の言葉を叫べない分、一生懸命拍手をしました。
顔も自分でわかるほど、感激でにやけてました。(おい)


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S.Soraka [MAIL]