---□□草原で独り言□□---

2004年03月29日(月) 明日は旅立ち


音大に行くことは、私の夢だった。
そして、その夢は二〇〇四年四月一日に、現実のものとなる。

あんなに、遠くに、かすかに淡く光ってた願いが、
今はもう私の手の中に、あるのだ。
手の中にある光は、
意外なほど手にずしりと重く、ぼうだいに広がっている。
けれど、その光の中に、何かが見える気がして。
何か素敵な、大切なものがあるような気がして。
あまりに漠然としすぎていて、探し出すのは大変かもしれない。
けれど「あきらめちゃいけない」
その決意が手の中の光をしっかり支えている。
だって、あんなに小さかった願いを・・・光を手に出来たのは、
あきらめなかったからだから。

お母さんに最後にもう一度
「本当に行っていいんだよね?」って思わず聞こうかと思った。
でも、何となく照れくさくて言えなかった。

みんな、私を応援している。
それは、確かなこと。確かな勇気。
私は、ひたすらに、やりたいように頑張ればいいのだ。
それは、確かな幸せ。

広大にひろがる願いという光の中へ、私は明日、旅立ちます。
たくさんの、応援の後押しと勇気と幸せに見守られながら。
音楽に答えはないけれど、
音楽を感じるために、そして、そのなかに心をこめるために。
私を表現するために。


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S.Soraka [MAIL]