苦しいことがあるなら 悲しいことがあるなら 私のもとへきて泣くといい
おまえのために 風を呼んであげよう 雲に太陽を見せてもらおう
淋しいのなら 虚しいのなら 私の葉を連れてゆけ
おまえのもとへ 朝日のたびに 花が詩を届けてくれる
帰るところがないのなら 私のところへ帰っておいで 私はどこへも行きやしない ずっとここに在るだろう
地べたがかたい灰色になろうとも 人が私の花を忘れても あの猫が旅にたとうとも 私はここから動かない おまえが来るというのなら そのたびに甦らせてあげよう 風の空気の 幸せ香る幼い記憶 夕日のにおいの あたたかかった心の記憶
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