---□□草原で独り言□□---

2006年02月02日(木) 自分が思い描けない

私は昔から、あまり自分の体が自分の心と一体だというのを確信したことがない。手も私、足も私、顔も私、胸も腹も私だ…それは当たり前のことだ。だけど、まるで心が歩いているようで、足が歩いているという感じがしないし、目に見えているというより、心に見えているという感じがする。私の体は地に足がついていないようで、体すら心のようにふわふわ感じる。シャワーを浴びながら足を洗おうとして、ふと、よく見つめると「この足=私」のはずなのに、とても不思議なことのように思う。私はこの足で歩く…当たり前のことなのに、頭のなかで思い描けない。私には私の目から飛び込んでくる光景や景色がすべてで、私は私自身が街を歩いていたり、スポーツをしていたり、友達と遊ぶ光景を想像できない。だって誰だって、自分の目のまえに自分を見ることはできないでしょう。人は自分の手や足、体しか見えなくて、それが自分の中に描ける自分の全てだ。この足先から指先から頭まで、まぎれもなく物体で物質で、それ自体はなんの気持ちも持っていないように見えて、全て私で、私は心で、私は体だ。なんだか不思議だ。
私はずっと見つめ続けていると「ヲ」が読めなくなる、漢字とかでも時どき思考がカラになって疑問に思う。この不思議な感覚に似ている。


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S.Soraka [MAIL]