---□□草原で独り言□□---

2006年03月27日(月) 留まりたい気持ち

私は春の気温がすきです。
冬は寒くて、ずっとコタツの中にいたいと思う。
でもそのうち暖かくなって、
気温が上がってくると外に出るのが楽しくなる。
ちょっとオシャレをしたくなるし、ショッピングにも行きたくなる。

だけどその反面で、
少し不安になってくる。
春は、いやがおうでも何か始まる時期だと。
昔から「卒業式」とか「入学式」とか、
たいていそれは「別れ」ばかり。
それに「始まり」ばかり。
やはり今年も「別れ」がやってきた。

私の高校の恩師が、ついに転勤する。
私には夏と春に先生のレッスンを受けることが
何よりの心の支えだったから、本当に不安でしかたない。
この間、学校に会いに行ってきました。
憎まれ口ばかり言ってしまってすみません、
本当は心の底から感謝と尊敬の念でいっぱいで。
この音楽室で先生と話すのはきっと最後で。
先生が遠くに行ってしまうことが悲しくて
何を言ったらいいのかわからなかった。
迷惑ばかりかけて、そのくせ感謝すら伝えられなくて
涙が出そうだ。
どうしたらこの感謝の気持ちを伝えられるだろうか…?、
浮かんでくる言葉はくさいセリフばかりで
ただでさえ恥ずかしがりな私にはとても言えなくて。
三月は心を素直に言葉に出せるようにって目標だったのに、
私って本当にダメばかりだ。

先生、先生、
誰よりも感謝しているし、尊敬しているし、信頼しています。
「いや、信頼されましても。君の面倒見続けるなんてイヤァよ」
って思うかもしれません。
だけど、私にとって信頼できる人ができたのは初めてのことだから、
どうかこれからも信頼させてください。
私は先生に迷惑ばかりかけるかもしれませんが
どうかこれからも心の支えとさせてください。

いつまでもあの音楽室に留まりたかった。
いつか先生が転勤してしまうことはわかっていたけれど、
それでもずっと、ずっと、あの場所があってほしかった。
今でもその気持ちは変わらないけれど、
胸が苦しいけれど、
この気持ちをどうしたら明日へのステップにできるか
考えなきゃならない時がきてしまったんですね。
もうあの学校の音楽室に先生はいない。
高校時代。
仲間と歌って、声を出して楽しんだあの音楽室。
先生と話して、友達と話して、ひとしきり泣いた隣の研究室。
泣いたけれど、先生が支えてくれた。
ともにうたった仲間がいた。

留まりたい気持ちはひたすらだけど、
それにすがってばかりでは私が成長しないというのなら、
私はその気持ちをどうしたら自分の糧とできるか
苦しいけど、悲しいけど、一生懸命考えるよ。








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S.Soraka [MAIL]