三日は私の誕生日だった。 キレイなアクセサリーも、「おめでとう」の言葉もなくていい。 もし、「なにが欲しい?」と聞かれたなら、私は 「一日だけ素直になりたい」と願う。
馬鹿だと思う。 いつだって私は素直になれる言葉を与えられているのに。 素直になっていいと許されているのに。 しかし、そうできないのは 誰のせいでもない。 ただ私に勇気がないからなだけだ。
変わってしまうのを、こわがっている。 こんな私に幻滅されたらと心配している。
一日だけ、一日だけ、素直になっていいと受け入れてもらえたのなら。 思うがままに心を言えるのに。 不安も願いも喜びもすべて、ごちゃごちゃに、だけど誤解なく私の心を伝えられるのに。 もしもそれで、 失敗をしても、ワガママを言ってウザイと思われても、「まぁ、一日だけだから」って見逃してくれるでしょう?きっと。 私はひねくれているけれど、それは「嫌われたくない」っていう私の臆病。 そして同時に、相手の喜ぶ言葉を口にできない、私は身勝手。 嫌われることばかり不安になって、好きだと言って相手に近寄れない私は…はっきり言って、なんだろう。 「なにしてんの?え、ばか? なに一人で自己感傷してんの? いつまでそうしてんの?」 ってかんじ。
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