つたわるあなたの温度にゆりかごをおもいだして社会とか立場とかすべてを忘れて私の目のまえにはただひとつ在ったのはただいのちそれが世界の中で同じ枕に寝息をたてていた名付けられた命私のとなりにいま よりそう命私は腕を広げてその頭を抱いた胸をあけて抱きしめた額にキスをして髪を撫でてやさしくなんども 抱いたあなたという命命である あなたいのちいとしくて いとしくてなんどもなんども私はあなたを胸に抱いたいとしくてむしょうに 愛しくて