はじめて結婚式に出た。 同郷の友人の結婚式。 たくさんのその友人、勤め先の人、親族が集まって。
私にとって友人だった新婦は、いままでは言葉のとおり「友人」だった。 そこに点として存在する友人。
でも式に集まった新郎、新婦の親族達。 新郎の家族に囲まれて写真撮影する新郎新婦。 まるで他人の中にぽつんと空気の違うお人形が笑顔で…そこにいる新婦が何故か私にはひどく孤独に見えたんだ。 彼女はこれからその空気に漂いながら、溶け合いながら、彼らとも家族になる。 そうして、彼らにとっても新婦は家族となり、大切にされるようになるだろう。 ただの点だった友人の、そこから広がるクモの巣のような責任が見えた。
結婚は新郎新婦だけのものでなく、お互いの家族が新しく増える家族を愛さなければいけない責任をおうことでもあるのかな
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