ふつうっぽい日記
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| 2002年08月22日(木) |
頑張れ、子ども、頑張れ、親。 |
旅は、、いろいろと観察できる場である。
北海道の旅の帰りの飛行機の中での話を二つほど。私の座る席の左前の通路側の女性。高校生くらいだろうか。もしかしたら、社会人だったかもしれない(以後、困ったちゃんと呼ぶ)離陸前にも関わらず、テーブルの上に飲み物やお菓子を並べる。もちろん、シートベルトなんぞしていない。そして、シートを倒してくつろいでいた( ̄△ ̄;)回ってきた客室乗務員は、2度それを見送ったが、最終チェックの時もまったく困ったちゃんは危機感がなく、チョコレートをむしゃむしゃと食べてジュースを飲みまくっていた。優しい雰囲気の客室乗務員の女性が屈んで、「テーブルを元に戻して、ベルトをお願いします」的なことを指示する。困ったちゃんは「え?」って顔をしつつも、ちゃんと聞いてそれを正す。だが、シートを戻すという学習はなかったらしく、客室乗務員の女性が正しい場所に戻す。飲みのものサービスが始まったくらいに、困ったちゃんは再び前と同じような体勢に変えていた。まあ、これはいいだろう。しかし、着陸体勢に入ってから、再び、困ったちゃんは同じ客室乗務員の女性から同じ指示を受けていた。おそらく、優しい客室乗務員さんだったが、同僚とのアフターファイブの話題に困ったちゃんのふるまいはあがったのかもしれないな(笑)
まあ、旅の恥はかき捨てとも言うし、困ったちゃんは飛行機に乗るのが始めてだったのかもしれない。
さて、お次である。私の後ろに3〜4歳くらいの男の子が座っていた。その隣にはたぶん、その男の子の母親と赤ちゃんがいて、通路挟んで窓がある側の通路側には男の子の父親が座っていたようだ。たしかに、子どもは落ち着きがない。それは、子どもらしいので許せる。しかし、安定飛行に入り、心地よい眠りに私はついたのだが…突然の背面の衝撃に目を覚ました。そう、男の子が椅子の背面を蹴ったのだった。まあ、1回くらいは何かの拍子かもしれないし、滑ったりしたのかもしれないので、再び眠りの世界に入ろうとした…が!( ̄△ ̄;)男の子は、さらに、ドンドンと椅子蹴りを続ける。さすがの私も、不愉快になって、ギロっと後ろを振り返り、子どもを見た。子どもはキョトンとして「ぼくちゃん楽しいんだモン」みたいな満面の笑み。しばらく、平和だったのだけど、また、懲りずにキックをしてきた。またもや、ギロッと後ろを振り返ると父親が「どーも、すみません」と謝り、子どもを叱っていた。こういう公共の乗り物では、絶好のしつけのタイミング。この男の子はなぜに、父親から怒られたのか、ちゃんと学習してくれただろうか。
頑張れ、子ども、頑張れ、親。
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