ふつうっぽい日記
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2008年01月17日(木) 今年初の更新…

今年初の更新。
正月気分も、「モグラ打ち」の行事で吹っ飛んだ感じ。
「モグラ打ち」といっても、横目で行事の体験が実施されるのを見ていた程度。

今年に入って、いろいろ思うことが盛り上がっては平行線、盛り上がっては平行線といった感じ。

しかし、子どもというのは興味関心を実行に移す天才だ。
実行に移すか移さないかはその子の関わった環境次第。

今日のある一こまを記録しておこう。
昼休みが終わって掃除の時間が終わって、彼はペットボトルに入ったお茶で手遊びをしていた。
そのお茶は、粗めのかき氷の様になっていた。おそらく、朝は水分がないくらいに硬く凍っていたのだと思う。
勢いよくボトルをシェイク。たまに、机の上に打ち付けたりする(うるさいのだが…)
そして、キャップを開けた。初めはシェイクしてできた水分を飲んでいたが、ある発見をする。
逆さにして元に戻すと粉々になった氷の固まりがフタの形になる。
そして、さらに彼の表現でいう「化学変化」にハマった。
それは、逆さにして元に戻すとフタの部分、つまり高さ2センチの円柱がそこに残されたままになる。すかさずそこでフタを開けてその円柱の氷を見ていると、じわじわと上に上がってくるのだ。
「中の空気が温まるから上に上がる。ということは、こうすればもっと高く早く上がるはず」そう言って、両手をボトルに付ける。
私も両手を出し応援した。みるみる内に氷は上がってきた。
彼は「ハンドパワー!マジック!」などと言って、その後3、4回同じ事をした。
そして、「連絡帳に日記を書く」と言って連絡帳を開いて、「にっき」というタイトルで不器用ながら図解付きでその驚きの様子を記録し始めたのだった。
その発想とその行動に私は感動していた。


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発達障害ADHD、LDの子の困り感として、忘れっぽかったり、記憶することが苦痛であったりするという。
黒板の文字を写すという作業もかなりの気合いが必要でその作業それだけで疲れてしまうことも珍しくない。
彼の中で、なぜそれを記録しておこうと思ったのかまでは分からない。
でも、文字を書いたりするのは苦手なはずなのにそれを超えた興味関心の出来事によって、自ら鉛筆を持ち記録に残しておこうとするその行動、ただそれだけでも素晴らしいことだと思った。
そして、偶然とはいえ目の前で起こっている現象を科学的に自分なりに分析している。

無限の可能性を秘めた子どもら。

頑張るんだよ!


KAZU |MAIL