沢吉の方言バトンの回答を読んで、「あー、やっぱり同じ県でもちょっと違うなー」と思った私。 「アッチャ」を「おばさん」と訳さず、「(その辺の)にいちゃん」のことだと思ったら、違ってました。 まあ、でも、これも方言のおもしろさ。 ちなみに、私の実家から沢吉が住んでいるところへ行くには、車で40分以上かかります。
私は、親と電話をしているときに、よく方言が出ます。 秋田弁まるだしです。
また、最近では「どうした?」を「なした?」とポロッと言ってしまいます。 いいんだ。秋田弁万歳!(笑)
で、ちょっと思い出したんですけどね。 うちの地域には、こんな言葉遊びがあるんですよ。
「あんべさん。あんべわりんだばあんべびょういんさあんべ」
(訳:アベさん。具合が悪いんなら、アベ病院に行こう)
1回目と3回目の「あんべ」は名字の「アベ」のこと。 2回目の「あんべ(もしくはあんべぇ)」は「具合(塩梅から来ている)」のこと。 4回目の「あんべ」は「行こう」のこと。 この例文結構好き。(笑)
あと、親しい仲の場合ですが、
「どさ?」「ゆさ。」
で会話が成立します。 この訳は、「どこに(行くの)?」「銭湯〔温泉でも可〕に(行くの)。」です。 これだけでも十分に短い会話だけど、これで驚いちゃいけません。 世の中にはもっと短い会話があるんですよ。
主に、家族内(今は使うとしても、祖父母との会話かな?)で成立するもので、
「け」「く」
・・・・・・もはや、2語というよりは2文字。 一人あたり1文字しか発していません。(笑) この訳は「食べなさい」「(うん、わかった)食べるね」です。
龍田は保育園から小学校まで、学校が終わると祖父母の家に預けられていたので、昼食時によくこれでコミュニケーションを取っていました。 一見、素っ気ないように思えますが、()内の省略されている部分は、2者の間では通じているため問題なし。 そりゃ、他にもちゃんと会話しますけどね。 それに、ここまでコテコテの秋田弁は、爺ちゃん婆ちゃん相手じゃないと出ません。
怒ったときは出るかもしれませんが。
豆知識として、動詞の命令形は標準語と異なります。 「見ろ!」は「見れ!」 「食べろ!」は「食べれ!」 「寝ろ!」は「寝れ!」 など、母音がオではなく、エになります。 ・・・だからどうしたってわけでもないんですが。 美川べるのさん(北海道出身?)がペル罪のアンソロで「見れ!」って使ってたので、一人ほくそ笑んだくらいです。 ああいうのって、探すと面白い。
同じような状況で、「踊る大捜査線」の「室井さん」が秋田出身で、思い出したように秋田弁が出て面白かったですよ。 映画1作目の最後で青島に「ほんじなしだ」って言ったのも意味が分かって楽しかったです。(「馬鹿者だ」の意)
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