あまつばめの雑記
こんばんは。いらっしゃいませ。

2002年01月03日(木) 色と言葉

どんなに色あせても、色は無くなる事はない。
それでも、無色という言葉はある。


こんばんは、あまつばめです。
正月の3日間、あまりに澄んだ青空でした。一時、風花も飛んだのですが、空のほとんどは青。雲が見えないので明日も寒くなることでしょう。


子供のころ、どうしても理解できない色がありました。


私の育ったところは、お茶の栽培が盛んなところです。
自然とお茶を飲む機会が多かった。加えて、変なところで年より臭い私は、ジュースやスポーツドリンクよりお茶のほうが好きでした。

眼の前にあるお茶を見て、つくづく思います。
この薄緑色の液体が、なぜ『茶』なのか。
湿った土の色や、木の板の色が緑の『茶』色だという現実。
まったくもって理解できませんでした。

同じように理解できなかったのが『空』色でした。
晴れよりも雨の日が好きな子どもは、今にも降り出しそうな灰や黒の空が好きでした。
友達と『わくわくする空色』として話して、選んだ色が違うものでした。

空だって、晴れた青、雲の白、雨の灰、夕焼けの赤、夜の黒。
いくつもの色をもっている。
昼に空見ることが多い子どもなら、空は青いものだと思ってしまうのだろうか?
実際には曇りや雨の日もあって、本当に多い空の色は毎日くる黒い闇色だと思う。

濁ったような黒。それが私の空色だった。



今好きな色はなんだろう。

語呂から選べば赤。

赤。
朱や紅。
血や炎の色。
熱を表現する色。
クリムゾンやスカーレットなど、原色の1つだけに数多い別名をもっている。
1括りに赤といっても、人によって表す言葉が違う色。

赤の言葉は大好きだ。


見て好きな色は黒と白。

黒は不変。
他の色がちょっと混ざったくらいでは変わらない。
何より強く、全てを染めてしまう色。

白は万変。
他の色が少しでも混ざると表情を変える。
何より優しく、全てを受け入れる色。


私自身を色に例えると、灰色。
何をとっても半端。
好きな白と黒の混ざった色です。
なのに、自分自身を好きになりきれないのが不思議です。


色は、原色ほど強いイメージとたくさんの姿を持っています。
強いも弱いも、きれいも汚いも、そんな想像してしまう。
色を正確に表すのに、言葉では物足りないということなのかな?


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