大根は偉大だ。 ブリにしろスジにしろ、大根と一緒に茹でるか茹でないかで違うものになる。 あのアクが強くて暴走しすぎる味を大根がやさしく受け止めて程よい味に変えてしまうのだ。
大根役者と呼ばれるが、俳優というアクの強い人の中で、口当たりをよくやさしくしてくれるなら、そんな大根役者は誉め言葉だ。
さて、大根を誉めたところで、このたくさん作った大根をどうすべきか・・・ 下茹でしてある状態で、このままだとふろふき大根だ。 それが5センチくらいの厚さで7個。 何を入れるかですべてが決まる。
脇役のために主役を悩む、本末転倒なり。
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