あきら
目次未来過去

My追加
2001年12月31日(月)

《悲報》〜遭難〜


 旦那さんは、自分の実家に先に帰ってる大晦日。
子供も一緒に帰ってます。
久々の独身気分?
って思っても、結局、映画に行った位で、家に居ました。
大変な事態がぼっ発していましたし、え〜、ホントに。

 この所、睡眠不足していていました。
次女の妹が、この世から居なくなっちゃうのでは無いかって、
不安にかられながら、ハリーポッター観て泣いてました。


 でも、今日のには参りました。
どうして、今日だったのでしょう、、、
って、それを伺った時、少し悔やんだ位、、、

ある方が、お電話を下さいました。

 山で偶然知り合った方が、
夏、ある山の小屋でお別れした後に、
遭難して今だに行方が知れないのだと、
今日、、、初めて知った。

 つまり、私とその場に居た方達が、生前の彼を見た、、、、
彼と言葉を交わした最期の人間。

彼はその時の私と同じく、単独だった。
私は、その小屋から来た道を下り、
彼は、さらに縦走すべく、登って行った。

そして、、、

 今だ、冷たい雪の下に埋もれているかもしれない、、、。

あ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜、、、ぁ、、、ぁ、、、。

 教えて下さった方は、彼の遭難の記事の切り抜きをお持ちだそう。
同じ顔の方か、私は来年、尋ねてみようと思う。
ちょうど1月中に富山に再び行けるので、、、。
それ迄は、例え少しだとしても希望を持とう。
あの、ほんわりとしたどこか上品な中年の方でありませんように祈って、、、。

私がかの山を訪れて以降、確かに遭難の記事は何度か出て居た。
、、、それは知っている。
私が辿ったコースは、その山でも一番優しいコースだった。
でも、一年に何人か人が命を落としてらっしゃるコースでもあった。
けれど、、、
まさか、、、

遠く、遥か彼方の麓から臨んでも、、、。
厳冬期の北アルプスの峰は、何故か自然と厳かな気持ちになる。

命の危険を冒して迄、人を惹き付けて止まない山。

きっと、私はこの山に来年も行く。
でもその時には、旦那さんと一緒に。
私が今年、帰路の道中泣きながら求めた人。
傍らに居てくれるのを強く望んだ人と一緒に。

そうなる事を、、、祈って、、、

良いお年を。。。
瞼の腫れた年越しでした。




      

あきら |メール