しみじみと思う。 私はあの人の手が好きだったなって。 だったと言っても今はそうじゃないって訳じゃなくて。 初めてあの人の手を意識したのは今から15年ほど前。 男の人の手とは思えないほど、柔らかで節くれ立ってなくて 「仕事もなぁ〜んにもしてない手やねぇ」と笑ったけど。 よく冗談で「手に惚れたの」って言ってたけど。 あながち嘘でもないか・・・(^-^;) 細い手首、手触りも女の人の手みたいだった。 あれから15年。お互い年取ったよね。 私がたまに見つける白髪に過ぎた日々を感じるより アナタの手には年月がにじみ出てるようで。 それはそれで愛おしいんだけど。少し哀しかったりする。 手の甲を撫で、手を握り、思わずハンドクリーム塗ってやろう かしらん・・なんて思ってしまったりするけど(^^ゞ
一緒に暮らせるはずもなく、お互いきっと最初からそんな事 承知で。それでも私は大事にされてるって毎年毎年そんな想いを 強くしてる。アナタはどうかわからないし、私はアナタに何も してあげる事は出来ないんだけど・・・・。 それが淋しく情けなく。それでもアナタを見ていたいと思う。 会って何を話すわけでも、何をする訳でもないんだけれど。 ただ顔を見て、声を聞いて、それだけで安心出来る。 いつまでこうしてアナタとの時間を持てるのだろう・・と不安が 無いわけではないけれど。 許されてる今この時間を心から感謝しつつ、大切にしていきたい と思う。
ああ・・・なんだか恋文のようになってしまった。 でも今日しみじみとあの人の手を見てこんな想いに浸ってしまった んだもん。 あの人・・・これがポチでないのが・・・引っかからなくもないん だが・・・m(_"_)m
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