文ツヅリ
MAIL  HOME  



<<↑>>
2004年12月04日(土)
 【マル獄】 OBEDIENCE��

 そうっとベッドに近付いて、ボトルのキャップを緩める。キュル、と甲高い摩擦音がした。

 半身を天井に向けて寝そべっているので、上手い具合に、顔も半分こちらを向いている。
 そう、普段は見えない耳まで。

「出ていくなら今だぞォ」
 とりあえずの最後通告。勿論、出ていく訳もないことなど百も承知だ。
 悪戯心に口元を緩ませ、ボトルに口を付ける。そして、酒を口内で味わうかのように転がしながら丹念に温め、おそらく人肌ほどの温度に保つ。
 驚かすのであれば、冷たいままぶっかけるだけでも充分なのだが、もう二度とベッドに寄り付かないようにする為に、不快感もプラスせねばなるまい。
(こんなもんかな……)
 程よく温まった液体。
 計画通りに、露になった左耳へ口を近づけ――。

  ピシャ

「ぅあぁぁああッッ!!!」

 悲鳴と共に、威勢良く体を跳ねさせ、ベッドから無様に転がり落ちた。
 あまりにもこちらの想像通りの反応で、少々味気ない気はするものの……、

 ざまァみろ。

 フン、と鼻を鳴らして、にんまりと微笑んでやる。
「隼人ちゃ〜ん、早く出ていかないとォ、またお仕置きしちゃうよ〜?」
 ひゃひゃ、と笑い声を響かせ、隼人が耳を押さえてうずくまっているところに顔を近づけた。
 今度こそ出ていくだろうと思いながら。






 ---------・> neXt










×‐‐‐‐‐×‐‐‐‐‐×

展開おっせー……。(´Д`)


My追加



Design by shie*DeliEro
thanks for Photo→Cinnamon