水野の図書室
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2016年03月04日(金) 吉川良太郎『黒猫ラ・モールの歴史観と意見』

「SF JACK」(角川文庫)のカバー帯に「もう一つの世界を、体験しよう!」とあるように、SFの楽しさは非日常の世界に一瞬で行けること。
まあ、ジャンルを問わず、小説はどれも、本の中は別の世界だったり、別の人生だったりするわけですが、SFは特別。ここではないどこかへ誘(いざな)われます。それは、決して見ることのできない未来。テクノロジーとサイエンスが切り拓いていく明るい未来……というのが、私のSFイメージなのだと気づきました。

吉川良太郎『黒猫ラ・モールの歴史観と意見』は、どんどん息苦しくなっていきます。記憶を呑み込んだ「吾輩」がこのあとどうなるか、あまり知りたくないような。
いろんなSFがあるんですよね。

最近、SFから離れていたせいか、想像の世界が狭くなっていたことを反省。

やはり、本を読まなくちゃいけません。


水野はるか |MAIL
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