水野の図書室
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2016年03月22日(火) 小林泰三『草食の楽園』

人々が互いに助け合い、犯罪や戦争がない世界は、どこかにあるのだろうか。
昔に比べて、暮らしは便利になったけれど、人は賢くなったのか?
未来は平和だろうか?

以前、クリスチャンの知人に、「信仰を持つ人は皆、慈悲深く、他人を羨んだりしないのでしょうね。」と言ったところ、
「いいえ、他人を妬むこともあります。人間だから。」
と、すぐに返されたことを思い出します。

小林泰三『草食の楽園』は、「SF JACK」の中でも、人の根源的な部分に目を向ける作品。
スッと読んだあと、そう、読み終えてから、味わい深い。


水野はるか |MAIL
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