水野の図書室
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皆さま体調に気を付けて今日も良い一日でありますように。
久しぶりに北村薫のミステリの世界に浸りました。 「遠い唇」(角川文庫)は7篇の謎解き短編集です。 北村薫は日常に潜むミステリを描くのが巧みだと改めて感心。
最初は表題作『遠い唇』。 学生時代に先輩から届いた葉書に書かれていた謎めいたアルファベット。 何十年かぶりに葉書を取り出し、そのアルファベットの謎を解いていきます。
その人はミステリのサークルの先輩だったというは大きなポイント。 謎が解けたあとの余韻がせつない。 姉のように思っていた先輩。 近くて遠い人。
時が、一瞬によみがえる。 よくわかります。
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