とある友人宅。そこにはいろんな人が集まる。
集まる人たちは、良くも悪くも、周りに気をつかわないで 個人が勝手にやりたいことをやってることが多い。 仲間ではあるのだろうが、団結力があるわけでもなく、 行動を共にしているとは言いがたい状況である。 年に数回くらいは、団体で行動するような機会も一応あるが..。
ただ何となく、みんな集まってくる。 まるでそれが生活の一部であるかのような感じなのだろうか?
多いときには15人くらい集まってることもある、 なんとも不思議な集団である。
一説によると、一人で居るのが寂しい奴らが、自然と 集まってきたのが始まりじゃないか、とも言われてるが、 今となってはその意義も薄くなってる。 その証拠?なのか、昔と比べると大勢集まる頻度は下がってるような 気がする。
そういう環境について、どう思ってるのか個別に話を 振ってみると、大きく分けると二つの意見を耳にすることができる。
「周りに気をかけずに過ごせる気楽さが良い」 という人も居れば 「周りに気をつかわなさ過ぎ。周囲への配慮って大切じゃないのか?」 という人も居るという感じ。
まぁ、両方ともその通りだと思う。
ただ最近思ったことがある。 そういう不干渉状態が影響しているのか、 彼らは、感情的になったり、本気でぶつかる機会が無いのである。
たまにはぶつかることも必要じゃないのか? 感情的になることも必要じゃないのか?
その結果から生まれるものもあるんじゃないのか?
そこそこ長い付き合いになっている連中だが、 実際、そういう場面に出くわしたことが殆ど無い。
お互いの干渉をしないことで そういう煩わしさから逃げてる部分があるようにも思う。
個人的に思うことだが、 本当に困ったときに頼りに出来る人たちにはなりえないのである。
その状況について、 別に改善が必要とかそういうわけではない。 これはこれで、大切な友人たちではあるから。 ここまで気楽に付き合える人っていうのもなかなか居ないだろうし。
ただ、俺の中で今ひとつスッキリしない部分である。
今の俺が本当に求めている人は、少なくともそこには居ない。
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