恋愛史上最高のプレイボーイと言われた"カサノバ"
カサノバと聞くと最低最悪な感じだったけど、意外に可哀想な人だったんじゃないかと思う。
そしてカサノバと出会った数々の女性達は必ずしも不幸であったのだろうかとも思う。 きっと傷ついた人もいる。カサノバを憎んだ人もいるだろう。 けれど、きっとカサノバに勇気や自分の価値を教えられた人もいる。 私はよくは知らないけれどカサノバの気持ちが少し分かる。私も彼と同じ"恋愛史上主義"だから。
恋は、固くなに心に閉じ込めておくものじゃない。その秘めた思いを溜め込む力が、ちょっとした出来事で秘めた思いの相手への情熱とは別なモノに引火し激しく燃えてしまう恐れもある。
一途ではないと責める人もいるだろう。けど人間、燃えたぎる思いの果てに同じ炎を見つけた時には、そこへ気持ちが向かう。理屈とは関係無しに。
カサノバは恋愛に対して常に激しく燃えていたのだと思う。その力の源は誰でもなく自分自身。 だから可哀想にもなる。
カサノバは教えてくれた。恋は秘めるモノではないと。一人で燃えるモノではないと。 誰かが自分に炎を燃やしていたら様子を見てみるもよし、自分の熱い思いが苦しければ、一人で全焼する前に相手に伝えなければ。
さもなければ、カサノバに炎を奪われる。
弱い女の言い訳かも。被害者のあがきかも。
でもそれはケースBYケース。当人達にしか分からない。 私は最悪だったかもしれない。けど1つ食わず嫌いがなくなった。
これからの人生でまたもしカサノバに出会ったら... 望む所だ。もう簡単に私の炎は与えない。
それくらい強い思いを持てる人でありたいと思う。
|