TOI,TOI,TOI!
試験が半分終わりました。
あと半分残ってるので、まだまだパソコン離れはすすむばかり。今日はいい加減ウイルスソフトの更新をしないといけなくて(あと何日で更新しないと大変なことになりそうな警告が出てて)、仕方なくアナログ回線でえっちらおっちらダウンロードしてます。
試験前は、オケ集めでのメンバー変更の電話は本当に数日前まで毎日だったし、指揮者が病気になってゲネプロに来れなかったり、試験その日が生理二日目に当たるなど、いろいろと不運も重なった。当日になっても曲順を変更したりと、最後までバタバタ。でも幸運だったこともあって、天気がよかったこととか、ホールにお客さんがいっぱい入ってくれたこと(夜だったからね)、生理前下がりっぱなしだったテンションが、当日の夜になってぐっと上がって、なぜか痛みもなかったこと、そして、なにより後ろ(オケ)と前(客席)にたくさんの心優しい友人達に挟まれ、温かく見守られて弾けて、こんな幸せなことってないよな、と。これ、この会場の人たち、皆、ただ私のためだけにこの会場にいるんだよ、と思って、改めてすごいことだと。異国の地にやってきて、6年間この学校にいて、こうやって一緒に弾いてくれたりわざわざ時間を割いて聞きにきてくれる人たちがこんなにいるよ!って。単純に嬉しかったのです。
肝心の演奏の方は、できるだけのことはやったという達成感があり、それでもう十分。 個人的に思い入れのある2曲。ベートーベンは5年前に自分の出生についての全てのことを25年目にして初めて知った、ちょうどその時に勉強していた曲で、そのときの気持ちとこの曲を永遠に切り離せないと思う。 バルトークは中学高校と私がいちばんワルかった時期についていた先生と最後にやった曲で、そのあと会うことも話すこともなく、ほかの先生の元で大学を卒業、ドイツに来て2年目に訃報を聞きました。
そんな個人的な思いを知る由もないお客さんにも、このプログラムは気に入ってもらえたようなのでよかった。
じゃ、2部の練習に励みますんで、この辺で。
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