Opportunity knocks
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吉田修一「パレード」 たったいま読了。 読了の感想。なんともいえない気分。 たとえていうと、おいしいな口当たりいいなと思って飲んでいたスープの底に、訳の分からない虫が沈んでいたのを発見したときのような。
それまでおいしいなあと思ってたスープの中身が実はとても得たいの知れない気持ちのわるいものみたいに感じられた。そんな感じ。
自分でもなんでこんな感想なのかよくわからない。 やっぱり最後の展開がそう思わせるのかな。
上辺だけの心地良い生活、他人に干渉せずまたは干渉されず、しかもある程度のあたたかみを約束された場所、人は誰でもそういうものを求める時期があるのだとおもう。それは人生における猶予期間みたいなものなのかもしれない。でもいつまでも続くわけじゃない。それを認めようとしない人間はそれなりの代価を支払う事になる。 そういうことなのかもしれない。
自分の中では評価の分かれる小説。好きかときかれると・・・今のところ否。 再読すればまた違うものがでてくるかも。 でもたぶんずっと先までしないだろうな。
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