Opportunity knocks
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裁判員制度をドキュメントした番組をみた。 あなたは人を裁けるか、というサブタイトル。 実際に模擬裁判を行って、裁判員がどのように裁判に関わっていくか、その過程をわかりやすく説明していた。
あと4年後には裁判員として一般市民が裁判に参加するようになるわけだけど、 世論調査では約6割の人が裁判員として裁判に参加するのは抵抗があると回答しているらしい。 そして2割強の人が求められば応じる、1割の人がぜひ参加したいとおもう、と回答している。 ふーん、そんなものかな、とちょっと意外におもった。 抵抗があると答えた人の理由の中でいちばん多かったのが、人を裁くこと自体できない、というもの。 サブタイトルにも「あなたは人を裁けるか」とあったけど、たしかにこんなことを言われたら、そんなことできませんっていってしまうかもしれない。 人が人を裁くなんて、突き詰めて考えると誰にもできないような気がするし。 でもこの裁判員制度というのは、なにもそこまで考えなくてもいいもののような気がする。あくまで参加して自分の意見を提供し、裁判の実情を垣間見る事によって自分自身が良い体験をすればいいことであって、そこまで難しくかんがえることはないようにおもう。模擬裁判を体験した方の中で、人を裁くというように考えるのではなくて、その人の行為を裁く、というように考えたらどうか、という意見を述べた方がいて、なるほどなあとおもった。
ニュースで犯罪とか裁判とかそういうものが報道されても、大抵の人はどうしても表層的なものしか捉えられないような気がする。前にも書いたけれど、加害者の心理や状況、どうしてそういう犯罪が起きたのか考えることは大切なことなのに、そういうことを踏みこんで考える機会がないせいでそのような犯罪と自分との接点を見つけられず、所詮他人事という感覚ができてしまう。 その点、裁判員として出廷するということが義務となれば、半強制的にであるにせよそういうことを考える機会を与えられるわけだから、それはとても有意義なことなんじゃないかと思う。
ただ、そういう制度を定着させるということはかなり大変なことなのだということは番組をみていて感じた。 制度に対する理解を深めてもらうというのも大切だし、実際に一般市民が裁判に参加した際に生じる問題に対処していくというのもかなり大変だと思う。 でもまあ、どんなことも良い面と悪い面があるのは仕方ないわけで、いろんな努力で良い面が悪い面を上回っていければと思う。
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