Opportunity knocks
DiaryINDEXpastwill


2005年06月08日(水) 無題

今日は対北朝鮮戦だというのに、職場の面々と飲み会。
途中、試合経過を中継してもらいながら、蛸の刺身やゴーヤなどいろいろたべた。
普段なかなか話せないようなこと(男はフィリピンパブになにを求めるのかという話や子供は人生において福音なのかとか、その他いろいろ)もいっぱい話した。いろんな人の話をきくのはおもしろい、というか興味深い。

夜中過ぎに帰って、ひとりで飲みなおし。
バドワイザー(が、じつは好き)あけてXのアーチの続き。
もう終盤だというのになかなかすすまなかったのだけど、
アルコールのゆえか加速的にすすんで、夜明け前に読了。
Aの話をBの話がのみこんで、それをさらにCの話がのみこむ、という感じで
話しは妄想的に膨らんでいく。とりとめないと思ってしまうとそうなのだけど、
人間の頭の中を文章化するとしたら、こんなふうな感じになるんじゃないかなとすこしおもった。たえまなくつづく不協和音、混沌と無秩序。

隷属ということについても考えた。その関係は普通のそれよりも強固でより深いものでありうるということ。自由の中にも隷属の中にもそれぞれ愛があるのだということ。自由を選ぶか隷属を選ぶかを迫られながら、それは背反するものであり、別のベクトルを持つがゆえに世界は引き裂かれてしまうのだということ。
すこし深い考え方ができるようになったような気がする。といってもまだほんの端っこしかわかってないのだけど。


今まで物語半ばで挫折した小説は数え切れないくらいあって、これもそのひとつになるかもなあと思いながら読み始めたのだけど、途中途中滞りながらも最後まで読むことができて、いろいろ考えることができた。これはたぶん柴田訳ということがかなり大きいのではないかとやはり思う。ほかの訳者だったらどうだったかわからない。この小説を訳して、日本語の中のこの世界を作り上げたその才能に、こころから敬意を表したいとおもう。





n |MAIL