Opportunity knocks
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「海を飛ぶ夢」をみた。 26年の間全身麻痺の生活をしてきて、ある日尊厳死を望むようになった男と、彼をとりまく人たち(彼が生き続ける事を望む人たちと彼の意思を尊重して彼の望みを叶えようとする人たち)の話。 究極的な選択を迫られる映画。わたしだったらどういう選択をするんだろう、と映画をみながらずっと考えていた。
どんな犠牲を強いられても生きるということは素晴らしいことなんだろうか。未来永劫に動かない体、どこにも行き場のない思考の数々、そんな状況でもそれでも生きるって意味のあることなんだろうか。 そして、生きていてほしいとおもうことは傲慢なんだろうか、生きるということはその人自身の権利なのだろうか、その権利は誰にも奪えないものなのだろうか、ということ。
考えれば考えるほど胸が痛くなる映画だった。それでも観てよかったと思う映画だった。
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