Opportunity knocks
DiaryINDEX|past|will
明日からまた京都でスクーリング。近現代文学演習1。 先月の23日からの続き。
今回の講義、なんと受講者がわたしを含めてたった二人。 講義内容は近代から現代までの俳句技法とその鑑賞、俳句史を学ぶというもの。 さらになんと、明日は先生と院生の前で句の鑑賞を発表しなければならない。 今から緊張でわくわくしていたり。
教授である坪内稔典先生は以前日記にも書いた「子規のココア、漱石のカステラ」という本を書かれた方。正岡子規の研究者としても著名で、とても瑞々しい感性を持っている方である。先生というより今やわたしのアイドル的存在になっている。
以下は、教授かつ俳人でもある先生が詠まれた甘納豆の句。
一月の甘納豆はやせてます
二月には甘納豆と坂下る
三月の甘納豆のうふふふふ
四月には死んだまねする甘納豆
五月来て困ってしまう甘納豆
甘納豆六月ごろにはごろついて
腰を病む甘納豆も七月も
八月の嘘と親しむ甘納豆
ほろほろと生きる九月の甘納豆
十月の男女はみんな甘納豆
河馬を呼ぶ十一月の甘納豆
十二月をどうするどうする甘納豆
明日はまだもうひとつ楽しみがある。 もう、遠足をひかえた小学生のように、今日は眠れそうにない感じ。
|