妄想日記-オレのOヒゲがのびるワケ...satou

 

 

静岡県藤枝市 - 2007年05月09日(水)

ゴ―ルデンウィ―クの最中、1日―5日まで静岡県の藤枝市に宿泊。
江戸の頃は東海道の宿場町だし、よそ者からすれば、なんだか、
非常に歴史の匂いが、いたる所にプンプン感じさせるよい場所でしたぜい。

3日―5日間「庚申堂」で公演。
「庚申堂」というのは、青面金剛像を
祭祀する祠であり、お堂の中には青面金剛の使いの猿を型どったお守りが、
魔除けとしてぶら下ってるんです。そんな由緒正しき場所で、
(詳しい事を調べたい場合は「庚申堂」で検索を。)
そして猿年のワタシとしては相性がいいというか、気持ちが落ち着くというか、
ナイスな環境で公演を迎えられました。

更に藤枝市でお会いした演出家の仲田一家をはじめ、このイベントに携わる方々が非常にこれまた、ナイスな方々で、これはヘマは出来んわ!というか、いいモン見せたいわ〜、と思いにかられ、心地よいプレッシャーの中、3日間乗り切った感がありました。

老若男女、座布団引いて、役者の一つ一つの動きに目を凝らして見ている姿は、
江戸に書かれた本と合い重なり、
江戸時代にタイムスリップをした感覚で、
非常に自分にとって初体験にみちた刺激ある時間を過ごせました。

これって芝居の原点かもね―、原点だよね―、これって。やばいね。
益々、ドロップアウトしたくなってしまうよね。

初日はお堂の障子を閉めて公演したんだけど、障子の隙間から、子供達が、
何事かと覗き込んで芝居に夢中になって見てたんだよね。
そうしたら次の日もその子達が観に来てくれて!
今度はちゃんと座布団に座らせてあげてね。
目を真ん丸くして観てましたわ。こんなの東京で芝居してたら、味わえん感覚だ♪
その子達の為に、一汗かいて演じた公演はワシにとっても素晴らしい体験でしたわ。

と、まあ、ここには書ききれんほど有意義な時間が過ぎたのさ。

次はこの芝居を横浜の劇場でやるのですが、
あの感覚は味わえるのだろうか?

少し不安だが、是非起こしやす〜。



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