2001年12月16日(日) |
「母親のおやつ」について。 |
「お菓子」とは、 また少し別の所にいるような、 ちょっとだけ特別なような、 でも、とても親しいもの。
「おやつ」というのは、 わたしにとってそんな響き。
食べ物の作り方は大雑把な方だけど、 うちの母はこれに輪をかけた大雑把な作り方をするんだなあ、これが。 ‥‥ごめんね、母(笑)
ま、彼女の育った時代戦中だから、 悠長にはかりで計ってというものでもないのも解るんだけどね。
「おやつ」はそれが顕著に出た例で、 作ってくれたものというのが、
「カスタードクリームもどき」 牛乳を鍋で暖め、沸騰したら水とき片栗粉と砂糖を加え、 トロっとしてきたら、溶き玉子をいれてかき混ぜ、できあがり。
とか。
「黒砂糖のようかん」 黒砂糖をお湯でといてそのお湯を沸騰させた所に寒天をいれてとかし、 お椀に適当に移してひやせば出来上がり。
なんていう、 いい加減な(お椀っていうのが特にね)、 しかも作ってくれるごとに味が違う「おやつ」を、 素直に食べてたんだよね。
外にいけばいつも同じ味、同じ形の物をいつでもたべれる。 それも美味しい。 絶対買う事のできないいい加減さをあえて作ってみると、 ちょっとだけ違う事が見えたりしてね。
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