春の光がそっと顔を出す公園は、霞がかかり、それでも暖かい風景だった。未知のものに覗き込み、知りたいと思い、流されるのではなく、歩いてゆく。桜色の花びらは、まだ見つけることはできなかったけど、これからのつぼみがあった。永遠の循環を持つ自然の中で、いま、ここにいること。こうしてあるがままにたたずんでいられること。