ON LOTUS
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2004年06月12日(土) 読み読みの日

一気に読み終わってしまいました。
『建築探偵桜井京介の事件簿 失楽の街』
今回は、同潤会アパートメントをモデルにした(というかまんまなんですが)アパートが登場。
そして、物語も悲壮な感じがしない終わり方だったので、かなりお気に入りです。あんまり詳しく書くとネタバレになっちゃうなあ。…自粛。

同潤会アパートメント。
結局、一度もきちんと 見ないうちに、すでにない素敵な建築物ですが…。

同潤会アパートメントの記憶
apartment web photo gallery

このあたりのサイトで写真を脳内にスキャンして、夜、一人で上映することは可能かも知れませんよ。
そのあたりの想像力というか、妄想力にはちょっと自信あり。

建築探偵シリーズを読むと、むらむらと外に出て行きたくなります。
古い建築物を見に。
意匠の凝らされた、長い年月を経た建築物たちを見に。
建築の学術的なことや専門的なことは分からないのですがね。
そういう専門家のひとの書いた本、写真家のひとの撮った写真を見るのも大好きです。
お金稼いで、またぶらぶら見に行こう…どこか。

コミックビームも買いました。
入江さんのビームデビュー作、無事読めました。
ついでにエマも読みました。まあ、エマは単行本で読みたい感じ。一話じゃ短いから。
百三さん、ありがとう。また何か見つけたら教えて下さい。

今は『村田エフェンディ滞土録』を読み始め。
家守奇譚にちらっと名前だけ出てきた、土耳古に行った友人・村田…が主人公のお話のようです。ふふー、大事に読もうー。
梨木さんの、バランス感覚の素晴らしさを前にすると、なんだか気持ちがゆるゆる〜っと解放されて行く感じ。
一文字一文字読み進めるのが、とんでもなく幸せなことに思える本も、なかなかないような気がします。童話も揃えたいなあ。


〓今日の読書〓

■篠田真由美「建築探偵桜井京介の事件簿 失楽の街」講談社ノベルス


たけやん |MAILHomePage

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