ON LOTUS
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一気に読み終わってしまいました。 『建築探偵桜井京介の事件簿 失楽の街』 今回は、同潤会アパートメントをモデルにした(というかまんまなんですが)アパートが登場。 そして、物語も悲壮な感じがしない終わり方だったので、かなりお気に入りです。あんまり詳しく書くとネタバレになっちゃうなあ。…自粛。
同潤会アパートメント。 結局、一度もきちんと 見ないうちに、すでにない素敵な建築物ですが…。
・同潤会アパートメントの記憶 ・apartment web photo gallery
このあたりのサイトで写真を脳内にスキャンして、夜、一人で上映することは可能かも知れませんよ。 そのあたりの想像力というか、妄想力にはちょっと自信あり。
建築探偵シリーズを読むと、むらむらと外に出て行きたくなります。 古い建築物を見に。 意匠の凝らされた、長い年月を経た建築物たちを見に。 建築の学術的なことや専門的なことは分からないのですがね。 そういう専門家のひとの書いた本、写真家のひとの撮った写真を見るのも大好きです。 お金稼いで、またぶらぶら見に行こう…どこか。
コミックビームも買いました。 入江さんのビームデビュー作、無事読めました。 ついでにエマも読みました。まあ、エマは単行本で読みたい感じ。一話じゃ短いから。 百三さん、ありがとう。また何か見つけたら教えて下さい。
今は『村田エフェンディ滞土録』を読み始め。 家守奇譚にちらっと名前だけ出てきた、土耳古に行った友人・村田…が主人公のお話のようです。ふふー、大事に読もうー。 梨木さんの、バランス感覚の素晴らしさを前にすると、なんだか気持ちがゆるゆる〜っと解放されて行く感じ。 一文字一文字読み進めるのが、とんでもなく幸せなことに思える本も、なかなかないような気がします。童話も揃えたいなあ。
〓今日の読書〓
■篠田真由美「建築探偵桜井京介の事件簿 失楽の街」講談社ノベルス
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