ON LOTUS
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2006年09月18日(月) 深夜、ひとり。

台風の余波の雨雲は途切れたようだ。
先刻まで雨に息をひそめていた秋の虫が、窓の外で鳴いている。
家人は寝静まり、外の虫の音以外の物音といえば、自分の立てる頁を繰る音ばかり。
快い秋の夜長だ。

と、背後に小さく違和感を覚える。
その気配を、私は多分、知っている。

奴だ。

放っておけば、いつかその気配もなくなってしまうのだろう。
しかし、私はためらわなかった。
私には、気がつかないふりなど、できはしないのだ。

振り返り、即座に覚悟を決めた。



そして、私はそっと呟く。
南無阿弥陀仏。


たけやん |MAILHomePage

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