いまやコンビニのキャンペーンにすらなるほどに市民権を得ているが、節分に太巻きを食べる習慣を、私はおとなになってから知った。
節分と言えば、豆まき。
小学生くらいの頃は、父が大きな声を出すので恥ずかしかった。 ほんとうに家中撒いて、年の数だけ食べる。
1ヶ月くらいあとになって、たんすの隙間とかから出てくる豆がまたおつなもんで。
昨日、大阪の義母から来たメールには、「明日は豆と太巻きといわしだね、メニュー考えなくて済むから楽だね」とあった。
いわし。
今度はそっちが初めてだ。
帰宅した夫に尋ねると、いわしを焼いた煙で鬼を寄せ付けないのだという。
大学生のとき、友人と節分の話をしていて、彼女の家では大黒柱であるお父様のあとに家族一同並んで、「鬼は〜外〜」のあとに手に持ったしゃもじをぺちぺちと合わせて「ごもっとも、ごもっとも」と合いの手を入れるのだ、と聞いて、のけぞった覚えがある。
「鬼は〜外〜」「ごもっとも、ごもっとも(ぺちぺち)」 「福は〜内〜」「ごもっとも、ごもっとも(ぺちぺち)」 家の中をぞろぞろ歩く。あ、太巻きも恵方を向いて食べるって言ってたな、彼女。 ※なんだ、知ってるじゃないか>自分。習慣として身に付いてないってことか。
ご出身の土地土地によって、いろいろな習慣があるものなんですね。
ええ、買ってきましたとも。豆も、いわしも、太巻きも。 乗るのよ。節分の波に乗ります。 ※なんと、いわしと豆は「節分セット」というシールの貼られたパックになってい た。一般的なものなんですね?こういうの。
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