日記帳

2004年02月05日(木) 母帰る

昨日、ベルギー旅行から母が帰宅し、さっそく電話がかかってきた。

すさまじくテンションが高い。
まだまだ旅の余韻の中とでもいおうか、興奮覚めやらぬ様子。

孫娘に買ってきたというお土産の話から始まって、旅行中の細かいエピソードにまで話が広がる広がる。

母がこれだけ喜び、はしゃぐ様子を見るたびに、また旅行に行ったらいいよ、と娘としては思う。

彼女は昼過ぎに帰宅したのだが、父は仕事で外出していて、まだ顔を見ていないという。

その父が電話途中で帰宅した。玄関の開く音が聞こえ、母は受話器からちょっと口を離し、「ただいま、おかえり」かなんか軽く挨拶した模様。

そのまま土産話を再開し始めたので、また今度そっちに行って、写真見ながらいろいろ聞くから、と、電話を切るよう催促した。

どういう顔をしていいか困っている、両親の顔が目に浮かぶようだ。ぷぷぷ。
なんというか、シャイなのね、いまだに。このひとたちったら。

素直に面と向かって感謝したり、或いはねぎらったりする代わりに、あべこべな態度を取るのだ、お互いに。

「ただいまダーリン」「おかえりハニー」と抱き合えとはいわないが、もうちっと何かあるでしょうに。

でも、もうそれで大丈夫ってことなんだろう。
むしろ、そうでないと落ち着かないんだろう。

改まってお礼なんか言ったら、離婚でも切り出されるのか、と覚悟しかねない、そんなおふたりさんなのであった。

今度はふたり仲良く出掛けてちょうだい。頼む。


 <<  index  >>


さば [TOP]