日記帳

2004年08月11日(水) ただいまー

夜は18度という快適納涼草津温泉より帰宅しました。

娘は変化に富んだ4泊5日の楽しい時間を送ることが出来たと思う。予定より一日早くオトーサンが帰京してしまった以外は。ま、仕事だ、しかたあるまい。

私の方の実家は自宅が事務所を兼ねているので、日曜日はともかく、平日は空気が仕事モードである。実家じじとしては、日頃不可能な、孫娘と思う存分遊び倒すという目的ひとつで草津に連れて行ってくれたようだ。

こりゃカーサン楽が出来るぜ。しめしめ。

とにやついていたら、伏兵出現。

実家じじから「かわいそう」発言。注射はかわいそうだから回数を減らせというのだ。そんな無茶な。母親である私が「神経質すぎる」、「血糖値なんて高くてちょうどいい」と。
※しかも夫が帰京した翌日から。娘になら言ってもいいと思ってるな、こら。

実家じじは医療の専門家でもなんでもないのだ。2型の糖尿病の知り合いから聞きかじった情報だけで、「高くていい」とは何事だ。

「血糖値が高い」という成績に一喜一憂しているわけではないのだよ。高い=エネルギーとして消費されていない=だるい、という図式が成立するんだし、10年20年後に孫娘の目が見えなくなってもいいのか(極論)。

神経質なのではない、適切に注意を払っているだけだ。

今のところ、娘は注射を拒否することは出来ない体なのだ。だからこそ、自分をかわいそう、と思っては欲しくない。

注射は当然のこと、と受け止めることが出来るように配慮するほうが愛情ってものじゃないか。

交渉次第で注射は避けられる、と娘が感じたら、それこそ気の毒だとカーサンは思うのだ。

なんてことをぶつぶつ考えていたら、夜眠れなくなってしまった。
温泉で一息どころか、ストレスのシャワーを浴びたような気分。

ぼんやり起きて、電波が一番よく入る台所の窓際で、ケータイネットチェックをしたりしていたら、ばばが寝ぼけた顔で様子を見に来た。トイレでひっくり返っているんじゃないかと思ったそうだ。ははは。カーサン貧血体質はばばの遺伝だが。

翌朝じじばばより遅く起床、するとじじばばともに、手の平を返したように血糖値測定に協力的。おやおやー。でも助かるわ。

孫娘の笑顔だけを見ていたいのはよくわかる。
泣き顔を見るのはつらいだろう。

入院中も、面会の間笑顔は絶やさなかったが、娘に付いている点滴の針やインスリンのポンプを直視できなかったじじだ。娘に対して「不憫」という言葉を、入院中唯一私の前で口にした人だ。

愛情ゆえってことで、今回はチャラにしてさしあげてよ。

でも次回からは確実にキレます、くれぐれもご用心めされよ>じじ。

しかしいいベンキョになったよ。娘と二人だと当たり前なことたちが、周囲の人の目にはそうではなく映るっていうのがよくわかった。

その温度差を前提に、いろいろ考えなくてはいかんのだね。うん、教訓教訓。


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