合宿に本を何冊か持って来たのですが、今まで全く読んでいませんでした。 まぁ、そんな暇がなかったというスケジュールの関係もあるのですが… 今日は一日丸々暇だったので、ちょっと目を通してみました。
村上春樹の『使い道のない風景』
彼は自分の好きな作家の一人です。 なんて言うか、文章の言葉一つ一つがよくわかるというか、 「あぁ、いいなぁ」と心の底から思えるんです。 最近ちょっと読書をサボッていましたが、彼の作品は殆ど読みました。 で、この本はまだ読んでなかったのですが、 読んでみて、すぐにやっぱり良いなぁとしみじみ思いました。
「人生で最も素晴らしいのは、過ぎ去って、もう二度と戻らないものだから」
何となく、今の自分の置かれている現状を思ってしまいました。 もしかしたら、もう二度と訪れることのない土地― 自分の帰るべき場所に戻った後で、私はどんな風景を思い返すのだろう? どんな過去でも過ぎ去ってしまえば、どれもこれもありふれている。
そんなありふれた使い道のない風景。 それをどうにか使おうとしても、結局は上手くいかないような気がする。
でも、きっと自分はこの経験をネタにするんだろうなぁ(笑)
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