昨日から読み始めた本が面白い。 久しぶりに活字の本を読んだ感じがして、とても新鮮です。
『ザ・スコット・フィッツジェラルド・ブック』
作家 スコット・フィッツジェラルドについて色々書いてある本です。 って題名のまんまですね(笑) でも、これ書いてるの、村上春樹なんですよ。 だから買ったというのもあるんですけど。
これまで自分はどうも、海外の文学作品にイマイチ馴染めませんでした。 サリンジャーとかヘミングウェイとか読みましたけど。 なんかねぇ、わからないんスよ。 話にある人物の心理描写とか背景描写とかが。
どうしてこの人はここでこんなセリフを言うんだろう?とか、 作者はどういう意味合いでこの風景を出してきたんだろう?とか、 色々考えるんですけど、わからない。 それは私が日本人だからという理由では片付かないことはわかってます。 国民性とかそういうのは関係ない、もっと違う何かが欠けてるだけで…
この本の最後にフィッツジェラルドの短編が載っているので、読みました。 いつも海外文学を読むと戸惑ってしまうんですが、 そんなことはなくすんなり読めたし、正直面白かったです。 初めて味わう感触にちょっと感動しました。
多分、この小説を読む前に自分はフィッツジェラルドについて、 少し知っていたからなんだと思います。 この人はどんな人生を送って、その中のどんな時にこの話を書いたのか、 自分は知っていたから、読めたのだと思います。
もう一回、勉強し直して、また海外文学を読み直すのも面白いかも。 なんか色々と、そういう意味で、損した読書の仕方をしていた気がする。
|