| 2004年04月29日(木) |
皿を数えるのはお菊さん |
今日から大型連休突入!なんだそうですね… いや、そう言われても、私なんか年中GWみたいなもんですからいまいち実感が(汗) なので、連休初日の今日も相変らずの遅寝・遅起きでした。 しかもその遅さが半端ないです。
昨夜(つうか今日の夜2時)から本を読み始めたのですが、 あまりの面白さにページをめくる手を止められず、 そのまま気が気付けば、外は明るく遠くで鶏の声が聞こえてきました。 結局全部読み切った8時にようやく就寝。昼過ぎ頃に起床。
それもこれも京極夏彦の本が面白いのが悪い!(←逆恨み甚だし) 読んでいたのは「嗤う伊右衛門」という本なんですが、 四谷怪談で有名なお岩さんを題材にしたホラー…というよりラブストーリーか、あれは。 お岩さんと言えば、旦那に毒を盛られて死んじゃった可哀想な人ですが、 京極夏彦のお岩さんはそんな大人しい人間ではございません。
旦那とはつかみ合いの喧嘩し、挙句の果てに三行半突きつける始末。 あの頃のおしとやかな女性とは程遠いめちゃくちゃエネルギッシュな人。 でも武家の息女である自分の身分をきちんと弁えた常識人でもあります。 ただ自分に素直でいるだけなのに、周りの人間にわかってもらえない。親からも、夫からも。 幾度ものすれ違いが大きな溝を生み、結局彼女は狂ってしまいます。
生きながらにして鬼になるお岩さんは差し詰め生成り姫です。 「陰陽師」の生成り姫もそうですが、この話はひたすら哀しいです。 読後のやりきれなさは二三日くらい引き摺りそう。
とにかくお岩さんのキレっぷり(狂いっぷり)に笑った後、 伊右衛門との最後のシーンで涙するようなお話です。 映画ではお岩さんの狂いっぷりが足りなかったのか概ね不評でしたね。 あと映像がひたすらグロいらしい…そりゃグロいだろうよ。 レンタルであるなら借りてきて見たいなぁー。ってまだ早いか。
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