なんとなく、予感がしていたのかもしれません。
夕方営業から会社に戻って、今日はいつもよりも仕事が手に付きませんでした。
今日が月曜日ってこともあったと思います。 昨日が日曜で、郵便が止まっていたとしたらお目当てのモノが今日当たり届いているかも知れない・・・。 そう考えると、いてもたってもいられなくなりました。
結局、いつもよりだいぶ早めの19時30分頃に会社を出て帰路につきました。
自宅の最寄りの駅に着いて、そこからは原付で15分ほどで自宅へ着けるのですが、 少し恐くなったからでしょうか、 ボクはおもむろに駅ビルの中にある本屋へ入りました。 30〜40分ほど立ち読みしていたと思います。 観念したのか、やっとボクは駐輪場の自分の原付へ向かいました。
今日は昼間はあんなに暖かかったのに、 やけに風が冷たく感じました。
自宅へ戻ると、 「NEVULA PROJECT」と差出人の名前のある大きな封筒を見つけました。
そう、ボクが2週間待っていたモノです。
封筒が大きいということは、次の案内が入っているからだろうか・・・。 わずかな期待にすがりながら、ボクは慎重に封筒の封を開けた。
封筒の中には、ボクが送った履歴書と、課題の作文、 そして不合格を知らせる通知が入っていました。
「演劇が好き」「日本の演劇界をなんとかしたい」という意志がある以上、きっとどこかで再会することがあると思います。その時を楽しみにしております。
加藤さんの名前でその通知は、そんな文章でしめくくられていた。 加藤さんらしいな、と苦笑いしつつ、
すー、と体の力が抜けていく感覚を感じた。
心の準備はできていたので、 思ったよりはショックではなかったと思う。
自分に何が足りなかったのか、 少し時間をおいて考えてみたいと思う。
ここからが、本当のスタートラインかもしれない。 もっともっと力をつけて、 魅力をつけて、
今こそ、って思えたときに もう一度チャレンジしてみようと思う。
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