日々雑感
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2003年10月25日(土) 乗客

日曜日は店が全部閉まるので、土曜日は買い出しの日だ。マフラーをぐるぐる巻いて、あるいはポケットに手をつっこんで、道いっぱいに広がった落葉を踏みしめながら皆歩いてゆく。霜が降りている。指先や耳が冷たくて痛い。

いつもは街の中心部へ向かうのだが、今日は逆方向の店へ行ってみる。郊外であるせいか、車で来ているような家族連れ多し。その中に混じって、野菜やら豆やら少しずつ買う。店の一角には文具売り場。もう来年度のカレンダーが並んでいる。

バスにて帰る。バスにしても、汽車にしても、そこに乗っている間はただの「乗客」としていられる。どこに属しているかを問われない状況はとても楽で、心おきなくぼんやりできる。おまけに車内は暖かい。しばし、このままでいたいと思いつつも、買い物袋の中には生物もあり。気合を入れて下車。

夜、さらに冷え込む。セーターなど何枚も重ねて着ていたら「玉ねぎみたい」と言われる。


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