「絵に描いたような好青年」という決まり文句をそのまま使いたくなる人と会う。とある団体の代表者なのだが、とにかく面倒見がよく、話をするときには相手をしっかり見て、その目がまたキラキラしているのだ。聞くと、声変わりするまでは教会の聖歌隊に入っていたのだという。「聖歌隊」からイメージするものと、目の前の彼の好青年オーラとがあまりにもしっくりくるのに、関心。それにしても握手をすることが増えた。毎日、誰かしらと握手している。今まで日本で暮らしてきた月日における握手の合計数は、ドイツにやって来てからの3ヶ月で軽く越えたと思う。